お知らせ

100年近くかけて進化し続けたHD社のトランスミッション

え~西東京店サービスの谷です。

たまには、こんな話はいかがでしょうか?

ハーレーのトランスミッションのお話です。

image01

『バイクのミッションの構造はどれもそれほど変わりは無い。
ただ、HDBIG-TWINT/Mは、E/Gと別体になっているところが他のオートバイと大きく異なる点だ。

ハーレー以外のバイクも、昔はT/Mを設計するメーカーとエンジンを設計するメーカーが別の場合が多かったから、ミッションとエンジンは別体なのが普通だった。

 T/ME/Gと別体になっていると故障した時もT/Mだけ外してOHや交換することができるから便利だ。

今のバイクのT/Mは昔と比較しては信頼性も上がり、別体にする必要はなくなってきている。

がしかし、この部分も、HD社は昔ながらのスタイルを採用し続けているところだ。八―レーのT/Mは2007年モデルから6速になっている。(2006年にDYNAモデルは6速になりました。)

HD社は30年代のサイドバルブ・エンジンを載せたBIG-TWINのころからずっと4速だった。(1985年まで採用)
サイドカーでは3速+バック・ギアというものもあった。
HD
社が5速ミッションを採用したのは、BIG-TWINに関しては79年のFLTツアーグライドが最初で、84年からほとんどの車種に、スポーツスターは91年から採用された。

ハーレーが4速から5速、6速と変更になってきたのは、高速化するのにオーバードライブなギヤ比がほしかったという理由だ。

オーバードライブとは、ギヤ比1.0以下のギヤを持つ変速機。
このオーバードライブギアを使うことによって、低いエンジン回転数でも高速で走行することができる。

低いエンジン回転数でも高速で走行するには二次減速比を変えるという手段もある。

ピッチが大きいと、一回ギアチェンジするたびに大きく回転数が落ちるのだ。
それぞれのギヤを使う時間が長くなり、加速時にはある意味ダイナミックな感じが楽しめるが、スムーズさには欠ける。

 反対に、減速のシフトダウンの際には、回転数が上がりすぎて、反動がかかってしまう。』

 

 

と、まあ、いつもこんなことを考えながら、走ってはいられませんが、たまにはバイクのこと考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

 

 

 店舗別の一覧に戻る