また　あの熱い季節がやって来る！

 

ザ・チーフＭ　～SEASON　48～

 

―　閑静な住宅街の一軒家の居間　－

一台の電話機を取り囲む一組の夫婦と男たち

 

「チ　チ　チ・・・」　壁掛け時計の音

 

 

 

「チン、チリリリーン、チリリリーン・・・」　静寂を破るかのように鳴り響く電話

 

 

チーフ：電話機を抑えながら、シンペイへ目線を送る

 

シンペイ：軽くうなずく

　　　「逆探知お願いします！」

 

チーフ：電話機の手をそっと離す。

　　　「ご主人、いいですか、なるべく時間を稼いでください。

　　　　それと冷静にお願いします。」

 

夫：うなずきながら、両手で受話器を取る

　　　「もしもし、もしもし・・・」

 

電話の相手（犯人？）：静かに話しだす

　　　「随分と賑やかなようだな。」

 

夫：多少動揺しながら

　　　「何を言っているんだ。ここにいるのは私と妻の2人だけだ」

　　　「警察には何も・・・それより息子は無事なのか？」

 

電話の相手（犯人？）：夫の話を遮るように

　　　「ふん、まぁそんなことはどうでもいい、遅かれ早かれ時間の問題だからな。」

　　　「それよりどうなんだ？結論は出たのか？」

 

 

 

夫：　

「ま、待ってくれ、私一人の一存では決められないんだ」

 

電話の相手（犯人？）：

　　「まだそんな悠長なことを言っているのか？」

　　「息子のことはどうでもいいんだな？」

 

電話の相手（犯人？）：少し語気を高めて

　　「あんたの、いや、そこにいるあんたたちの返答次第では、ここにいる

　　　息子さんはどうなってもいいということだな！」

　　　　　「もうすぐ7月だぞ、今年はパーツキャンペーンをやるのか、それともやらないのか、

           はっきりとした返事を聞かせろ」

　　「な～に、簡単なことだよ、いつも通りにお得感たっぷりのキャンペーンを

やればいいだけじゃないか」

 

 

 

夫：

　　「だから聞いてくれ、さっきも言った通り、私の一存ではどうにも

　　　ならないんだ！」

 

電話の相手（犯人？）：

　　「何度も同じことを言わせんじゃないよ、俺はそこにいる

　　　Mさんと違って短気なんだよ、わかったらとっと決断するんだな！」

　　「いいかよーく聞け、夏のパーツキャンペーンを楽しみにしているのは

　　　俺だけじゃないってことだよ」

 

電話の相手（犯人？）からの通話が途絶える

 

 

 

夫：

　「もしもし！　もしもし！」

 

チーフ：夫から受話器を受け取りながら、夫の方に手を添えて無言でなだめる

 

妻：頭抱えてうなだれる夫へ寄り添い、泣きくづれる

「あなた！どうすればいいの、大介ちゃんはどうなるの？」

「お願いだから・・・　大介ちゃんを助けてちょうだい・・・」

 

チーフ：夫婦の方に手を差し伸べる

　「しっかりして下さい。大介ちゃんは大丈夫です。」

「まかせて下さい。我々が必ず最善の策を講じますから」

 

チーフ：シンペイへ確認の目線を送る

 

シンペイ：首を横に振る

　　「すみません、チーフ特定できませんでしたが、やつはここから

　　　半径５ｋｍ圏内から通話してきていることは確かです。」

 

シンペイ：身支度を整えながら部屋を後にしようとする

　　「チーフ、このままでは時間だけが過ぎてゆきだけです。

　　　これからこの５ｋｍ圏内をくまなく聞き込みにあたります」

 

チーフ：小刻みに相槌を打ちながら

　　「シンペイ、そう慌てるな。ここからが勝負だぞ。」

　　「お前は一度署へもどり、マコさんと谷やんと合流してくれ」

　　「2人からの情報を基に、何か起爆剤になるようなアイデアを

　　　検討してみてくれないか」

 

シンペイ：

　　「そうですね、わかりました。直ぐに署へ戻り2人と合流します。」

　　「チーフそれと今年はパーツだけでなく、用品も展開できるじゃないですか！」

 

 

 

チーフ：自信を取り戻したチーフ、言葉にも力が入る

　　「そうだったな。　今年はいつもと違ったキャンペーンが張れそうだな！」

 

という事で、今年もやります！パーツキャンペーン！

内容については次回をお楽しみに！

 

 

 

• | 2010年6月22日19時47分 | カテゴリー：お知らせ カテゴリー：スタッフからのメッセージ |