スタッフからのメッセージ

繁劇 

本日は晴れとの予報でしたが、イマイチすっきりしない空模様でござんした、中野区の上空。

中野チャプターツーリングから帰還なすったお客様が御集りになられ、久々に賑やかな雰囲気でござんした。

しかしそれにしても、ロクにブログも書けない程お仕事に勤しんでおりました、中野店サービス雑用係の芦田です。 普段はお花に水やりとか、お店の回りを向こう3軒両隣を掃き掃除したり、カラスを威嚇したりして過ごしておりましたが、この数週間おちおち寝ていられませんでした。

こんな汚れた某にも、何ぞお役目等が御座ります事、誠に心をかしゅう御座います。

それにしてもちょっと面白いお話しようにも、お仕事しかしておりませんと、何一つ出て参りませぬ。 故に社会情勢等に開口してみようかと発起致しましましてもイマイチニュースも見ておりませんでした。

なにはともあれ、本日は一つ区切り。 お仕事も一区切り致しました。

はい、今日の一枚。

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奥田民生氏の手掛けた一枚、”car songs of the years”。 何とも車愛好家の趣が出ておりますこの一枚。まァ奥田氏と言えばユニコーンに始まり、その軌跡の功績は枚挙に暇が御座りませぬ。

かくいうもの私も大ファンで御座いまして、アルバム29の頃から御拝聴を続けております。 

このアルバムでは13曲目ラストの”あくまでドライブ”がお勧めでしょうか。 まァ何が良いって、このセリフ。

”そうする事に決めたから 狭い角度に決めたから” ”はるかな道を独特の道を 選んだと行くのだと”

フム、付けも加えもできまへん。

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エンジンパフォーマンスで入庫しておりましたY様、こちらの画像は参考画像ですが、フライホイールのシフトトラブルのソリューションとしてUSAではしばしばやっておりました圧入ピンのウェルディング。

私自身はピンの圧入精度さえ確たるものであればここまでの処置は当時、大袈裟であろうと思ってはおりました。 が、ケースバイケース、今回に関してはこれ以外に良い選択肢が該当なし。

と云うのも、モーターのパフォーマンスを上げるコンセプトの中でボア&ストロークをスクエアに近付けたいというのが前提条件にあり、もっと言えば今後スクエア専門にモーターパフォーマンスに関しては続けて行こうとひっそりと考えておりました。

そうです、あの88-95cu.inchのナチュラルで感応的な吹け上がりが最近改めて大好きになってしまいまして。近頃色んなバージョン排気量でスクエアv-twinを組み立てたいと考えたりしておりました。 それもこれも、近頃の大排気量化で何だかお腹いっぱいになってしまい、88に乗った時に初心に戻る物があったからなのかもしれませぬ。

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まぁ詳しい話をするのもブログとして気持ち悪いので、やるにあたって最も肝要なのは両ホイールの固定と溶接範囲、母材全体温度、部分高温温度の分布の想定・・・でしょうか。

しかしながら言ってしまえば想定でしかなく、検証と云う物と混同してはなりません。 燃焼室を磨かないのかと聞かれた事もありますが、何の検証も成されていない条件で“入魂”してもそりゃ“魔法の言葉”になっちゃいますし、私が磨いた検証できていないヘッドよりも(見た目は良いかもですが)、プロやコンピューターがベンチフローで検証して削り出したヘッドの方がよっぽど価値があります。

まぁ誤った検証のまま、そのまま市販する恐ろしい業者もいますが。 いやはや“魔法の言葉”は怖い物です。

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今回、入熱前に調整を済ませてその上でのウェルディング、結果としてトゥルーイングスタンドでの計測でもメーカー仕様を十分にクリア。 左右0.03㎜前後まで制御できました、使用済みのフライホイールの為、完全な脱脂がかなり難しかったのが難点ですね。 茶色の燃焼痕は不純物が燃えた跡ですね。

バランスの変化を制御する為、溶接棒を使えない母材溶接なので、ブローホールの制御には細心の温度管理が重要かと思います。 トーチ等でピンを炙るのは良いのですが、(ビッグエンドは高周波焼き入れ?だったと思う)低温焼戻し脆性が懸念されなお一層の注意が必要かと思います。

まぁ何にせよ、今後これで動く事も無い訳で、遠慮なしに全開回してやって下さいY様。 

続きはまた少しづつ・・・ 

ラゲッジラックの続きは次回でいきますK様!

芦田の独り言でした。

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