スタッフからのメッセージ

サービス

ビーフカレーにゃかなわねぇ

芦田丸はビーフカレーを絶対に食べない。

実家からの支援物資で”ビーフカレー”が大量に送られて参りまして。

それもかれこれ2年前から、ひたすら”ビーフカレー”。 それも同じ銘柄の、やはりビーフカレー。

いつぞやでしたか、流石に有り難いながらも、うちの母親は私がビーフカレーに苦しめられているのを遊んでいるのではないかと本気で思ってしまいまして。

毎日毎日食っても食っても減らないビーフカレー、元々辛い物が苦手ですし、流石に嫌気がさして実家にメール送信致しまして。

「もう、ビーフカレーで私を苦しめないで下さい。 追伸:お元気ですか?」

それで収まると思ったら、いやはやそれから1年以上いまだに続いております”ビーフカレー”の強制出荷。

因みにワタシビーフカレーのその銘柄は特に見ると吐きそうになります。 因みにカロリーメイトとフルーツ味も大量に送られてきて、食い切れずに家に山と積まれております。

今日からサムライと2鉄に配る事にしました。

さてさて、春が待ち遠しいですね、東京は中野区、野方4丁目よりお送りしております中野店芦田丸の独り言。 宜しくお願い致します。

さて、本日の一曲紹介。(何気なしに定番を狙ってみました)

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真島昌利氏の”夏のぬけがら”。 如何でしょう?世代によっては当然ご存じでしょうか、夏の吟遊詩人といえばマーシー。 私の最も敬愛するギタリストでもあります、彼が手掛けたこの一枚。

何よりどっぷり彼の詩の世界に浸って頂けると、良い時間を過ごせます。 特に4曲目“風のオートバイ”なんぞ最高で御座います。 涙が溢れてきそうです。

それでは・・・

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A様のETCケースに絵を描きたくて、買ってしまいましたマイクロ超硬ビットセット。 ビックリするほど高かったですが、良い絵が描けそうな気がします・・・、それにしてもA様お忙しそうですね・・・。お体に気を付けて下さいませ。

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こちらはK様のワンオフラゲッジラック。 切り出したサイドプレートになります、この高さがまた絶妙で完成したらまぁ詳細でも書ければと思いますが・・・。

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滑り込ませるライン取りにかなり苦労しました、少しでもずれると入っていきませんし、削り過ぎるとスッカスカでしょう。 失敗したら切り出し直し。 まぁ成功しましたが。(笑)

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フロントの差し込み部分も純正の樹脂カバーを装着できるように加工。 このサイジングも、ただ被せるだけではなく、差し込み時の抵抗を作るのがこのクリアランスで決まります。 

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今回はサイドプレート自体がオリジナルなのでピボットもステンのボルトから製作してみました。 しかし、難しいのはピボットを立てる位置ですな!

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ピボットの位置が適正でないと、プレートが落ち込む際にうまくラッチが回転せず、途中で止まってしまう悲惨な事態に。 しかも一旦穴開け失敗すると、穴を広げてどうこうでは話が収まりません。

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まぁ当然全て一撃で仕留めましたが・・・。肉抜きするか否かは仮組みして強度検討後になりそうですK様。 上物へ続く。

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芦田個人では、あまりペイントカスタムがさかんとは云えませんが、久しぶりにカスタムペイント。 愛車”スーパーカブ”と同じペイントでラメッて欲しいとのオーダー。いたく同調してしまいました。(笑)

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如何でしょう。

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個人的にはアダルトで良いなぁと。どうもギラギラしたのは苦手で・・・嫌いとかではなくて、やっぱり自分はカスタムは苦手だなぁ・・・修理が性に合います(笑)

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こちらは鍍金施工へ出していたT様デタッチャブルサドルバッグレール芦田製。 まずまずの出来でしょうか。

こちらは次回にでもご紹介致しましょうか。

先日雪の日に散歩しておりましたら、割と良い写真撮れました。

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題名 ”初雪” 

芦田の独り言にお付き合い頂きありがとうございました。 

ダイレクトメール

ものごっつい木枯らしが吹き荒れております東京都中野区。

こんな日にテンション高いのは男子小学生の低学年位ですか。 兎に角寒くて風が強いです、本日1月29日。

あっという間に1月ももう終わりですね・・・、なんだか少し寂しい気にもなってしまいます。 今日の様な天候の日には、何故か地元兵庫で過ごした小学校時代を思い出します。

当時は夕方日が沈むまで、真冬でもひたすら外を走り回っておりました、まるで気が狂った犬の様でした、そりゃもう。 まぁ当時何故か冬でも薄着が”勇者”的な発想もございまして、私も少しは頑張った記憶がありますが、基本理念に無駄を省こう精神がありましたのであっという間にギブアップした様な気がします。

それより、小学生の頃、友達同士で縄跳びで真冬に”太ももを引っ叩く”という抗争が頻発しておりまして、そりゃもうみみずばれもおびただしい犠牲者の数でした。

普通に歩いていると、後ろから思いっきりやるんですね!油断しているのと寒さで、もう間違いなくリアクションキングですよ。

そうすると、仕返しが必ず起きるので、抗争になる訳です。 そしてグループ同士の大喧嘩になったりしますので、大体その手前位でフェードアウトしまして、後は優等生に混ざって観戦したりしていました。

そんな芦田の独り言、最近では月2回程度しか更新できていませんね・・・。 何だか申し訳ないので、いきなり曲紹介とか如何でしょうか。

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 お好きな方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?RADIOHEAD。 ワタシは以前は嫌いでしたが、ここ1年位でかなり好きになりました。(生粋のファンの方すいません) というのも、最初聴いた時はどうもトムのボーカルが上品で高い音で苦手でした。 

所がまぁ、名曲”CREEP”のあのディスト―ションカッティングを聴きたくて、聴いている内に6曲目”High And Dry ”がとてもお気に入りに。 冬の散歩にとても良く合います、興味があれば是非お試しください。

さて、中野店サービス。

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作業もやっておりましたが、最近点検のDMのデザインをもっと中野店らしく都会的でinitiativeに出来ないかと考えておりました為、少し考察しておりました。 おもむろに自前の工具を撮ってみました。

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写真加工して色々と試しておりましたら、非常に面白くなって参りまして。

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これもいいですね。

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これはテンションあがります。 

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最終的にバー&シールドを主張させて、この様なレトロデザインで検討しておます。 いずれ正式に採用になれば皆様のお手元に届いた際には是非!目をとめて頂きましてですね、定期点検等中野店サービスファクトリーにお任せいただければ幸いで御座ります。 出来れば毎月、もしくは季節ごとにデザインを変えたいなと思っとります。

久しぶりにお店の宣伝をした上、DM見て下さいと云うワタシもどうかと思いますが、いつも商売気が無い自分自身に危機感を感じていたりしますので、たまには・・・。(笑)

芦田特製DMで今後も「是非!定期点検は中野店サービスまで!」 おあとが宜しいようで。

芦田の独り言でした。

若いという事

本日はさほど、極寒という訳でもなく、比較的過ごしやすい一日で御座いました、1月も早19日ですか。

今年こそはfacebookを始めるぞ!と意気込んでいたのに、未だ未登録の中野店芦田の独り言。 どうもfacebookと云う名前が引っ掛かるんですよ、なんかこう他に良い名前ないでしょうか? 

内容がディープになってから、ガクンとアクセス減りましたが、残ったビューアーの方々はどんだけマニアックやねん、と恐縮ながら突っ込みを入れさせて頂きます。

近頃デスクワークも実作業もまずまずディープにございまして、男30代は色々と身体が軋む位に働かねばなりませぬ。 しかしこれがきつければきつい程、40代での飛躍は相乗されると云うのが、人生の先輩方の基本的な教えで御座いましょう。

30代、”権限なき責任者”世代と世間では騒がれておりますが、まぁ多少つらい事もあろうかと思いますが、良い事もあったり致します。 30代なりの良い事、ボチボチ有るんじゃないでしょうか?例えばそうですね・・・。

ガンの飛ばし合いに参加しなくてもまァ大丈夫・・・。とか。

身体の節々ちょっと痛いからという理由で少し休ませて欲しい・・・とか。 

20代に酒を飲んだ勢いでかなり無茶苦茶な説教をしてみる・・・そしてその後不敵な笑みを浮かべるとか。

まぁ何にせよ、若さというのも善し悪しだなぁと思ったり致しましたのは、ゴルフ選手の石川遼選手。

絶好調で散々持ち上げられて、天まで担ぎ上げられて、調子が悪くなったらいきなり「この野郎、ちゃんと練習しろ」とやじられる始末でございまして。

これは酷いなぁと思ったりしました。 まァプロですから仕方ないんじゃないかという意見も御座いますが、もし私なら「お宅に報酬もらっとらんわ」と言ってしまうかもしれません。(笑) 

何にしてもあの若さで、あの環境はちょっと人格の形成に影響しないかと勝手に心配したりしてしまいました。 とは言え私も16歳の頃にこの仕事始めた頃は相当厳しい環境でしたが。

さて近頃の中野店。

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最近有名なカスタムショップの車輛が整備に入ってくる事が多いようで、整備と修理は中野店で。 と云うありがたい事も言って頂いたり致します。 こちらⅤ-H編集部のT様オーナーフルカスタム。

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こちらは2台のコブラ。 なかなか珍しい光景です。

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無論修理での入庫ですが、ワイアリングが割と酷い状態で、殆どヒューズなしの保護回路なし状態。 

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丸端子も結構ふんだんに使用されており、見ていて痒い。 

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シート下も迷走した感が否めません、まずまずやりがい有りそうですね。

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ブレーカーのマウントを先ず用意致します、拘るとボックスにしたい所ですが、お代が跳ね上がりますのである程度で。

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ヒューズを起点として、前後へ往復配線を最小限の本数と系統に分けて張り直します。

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通す位置が確定しましたら、チューブに通して保護致します。 チューブも出来れば綺麗な分割されていない物が美しく純正状態に近づきます。

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シート下も割と綺麗になりました。 これで短絡してバイクから火が出る事も無いでしょう、え、例えばの話です。(笑) ワイアリングワークスはやはり普段から整理整頓出来ている人の方が結果は良好かと存じます。

え、わたしですか? 整理整頓はまだまだ未熟です故、精進致します。

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こちら当ブログに何かご登場頂いておりますA様XL883L。 最近はコツコツとカスタムを施工、ホワイトニングがコンセプト。

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純正カスタムホイール21インチに換装してホワイトリボンのAVONを装着。 ご本人には大変喜んで頂き、ありがとうございやす。

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早く載せろと催促頂きましたので、ビフォーアフターでご容赦下さいA様。 次は後ろやりましょうね!

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エンジン単体オーバーホールご依頼のS様、大変お待たせしております!こちら完璧に美しい状態で魂を込めて組み上げて参ります、お任せ下さい。 お待たせして申し訳ありません。

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こちらY様モーターパフォーマンスアップ。 何とか合間縫って分解完了、暫し考察して例の作業に入ります。

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お待たせしておりますH様、例の画像が手に入りましたので、例の作業進行しておなります。暫し致しましたらブログにてご紹介させて頂きますよってに。 

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K様母材届きました、2メートルの厚め鉄パイプ。 どうか長い目で、なが~い目で見て下さい。 電話でのプレッシャーはなかなかハートにジンジンきまっせ。

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今回も手曲げでいこうかと思いましたが、時間も無いですし、いつか歯が折れる様な気がしていたのでベンダー買いました。 ボーナスは工具に使い果たす、此れ真のメカニック道。

近頃、通勤時間が本当に勿体ないと感じるようになってしまいました。 往復3時間でできる事が沢山あるなぁと思ったり致します。 以前は電車に揺られてボーっとするのが好きでしたが。 

余り忙しいのは性に合いませんませんね、どうも・・・。

恭賀新春

明けましておめでとう御座います。

2012年のお仕事も初仕事です1月5日、東京都の割と真ん中付近の中野区という所でバイク修理何かをこっそりやったりしております、ハーレーダビッドソンシティ中野店の芦田と申します。

お見知りおきをと言いたい所ですが、割とインサイドタイプなので余り深くは知らないで下さい、今年こそはメンタムを絶対失くさない様に気合十分です、どうもですオーライ。

お休み中は、やはり初詣なんぞに行ったりしまして、お御籤なんぞに止めときゃ良いのに手を出したり致しました。 

結果は”凶”、兎に角何をやってもダメダメと書いてあり、10中7,8割で死ぬとか書いてありまして、「上等じゃねぇかこの野郎」と普通に小言が現場で出てしまいました。 

そもそもワタシ完全な無神論者です故(宇宙的な物を神がかりだとは思うが)、科学以外毛頭信用はしておりませぬが、流石に死ぬとか言われるとカチンときます。

年始早々意味不明な文章書き綴っておりまするが、初日から故障車両が結構な数で入っております。

サスライの修理野郎としては、結構な滑り出しで御座いますことこの上なしで御座います。 今年も皆様のハーレーに清き水の様な”整備”と”修理”を注ぎ込む所存です。

何卒、本年中も中野店サービスファクトリーを、宜しくお願い申し上げます。

中野店サービスフロント 芦田 剛史

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time to go home.

絶好の掃除日和に恵まれまして、これ以上ない位に気合いが入っておりました。

今しがた全ての垢を落としまして、此れにて2011年の中野店サービスファクトリーは今年一年の戦いに幕を下ろします。

別に中野店のファクトリーが大変という訳でなく、ここぞとばかりに気合いの入ったファクトリーは、今年は特に楽な一年では無かった筈で、日本全国のメカニック同志には心からお疲れさまでしたと激励したい気持ちです。

大変な一年では御座いましたが、今年一年皆様と変わらず中野店でお会い出来、ハーレーを通して自分らしく温かい血の通った商売が出来たと自負しております。 また、至らない点等が多々ありました事、この場をお借りしてお詫び申し上げます。 

中野店 サービスフロント 兼 ドS会広報部長 芦田 剛史

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続きまして、サムライ F ヴィンセントより生温かいお言葉を。

2011年、今年も一年間ありがとうございました。 来年も色々な事をお客様に提供できる様に努力して参ります。 2012年も中野店サービスを宜しくお願い致します。 お正月はお餅がのどに詰まらない様にしないと・・・うう。

中野店 サービス 長谷川 さと子

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引き続きまして、今年入社の”2鉄ボキ男”よりお恥ずかしいお言葉をお預かりしております。

今年一年本当にありがとうございました。 ご迷惑もたくさんおかけしたと思いますが来年もどうぞよろしくお願いいたします。

中野店 サービス 磯崎 ボキ男

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それでは皆様、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます、どうか良いお年をお迎え下さいませ。

相対的な人生

暮もいよいよ終盤となり今年は残す所え~・・・・70数時間です。

皆様今年はどんな一年でしたでしょうか?

日々目まぐるしく有為転変するこの日常は正に諸行無常それ故に、人間万事塞翁が馬。

苦しむ人もいれば笑い転げる人もおりんす、しかしワタシ常々思ふこと一つありんすは、隣の芝生は青くても、青い也の苦労もあろうことかと察する心持一つ、此れ肝要だと。

以前随分前に私の友人がワタシにくれた言葉がありまして。

「電車で隣に座った幸せそうなオッサンがゲラゲラ笑ってても、実は自分なんかより余程辛い実状に生きているやもしれん。 人は何かと幸せそうに見えるけど、そうなったら己の心が卑しいせいじゃ。」

その友人ギターを弾きながらそんな事云うもんですから、スナフキンが3秒くらい憑依したのではないかと、119番に電話しようか迷いました。 

その言葉をもらって早10年位経ちますが、その友人、フィアンセに逃げられて、幸せを取り逃がしたようです。

まぁ、人間万事塞翁が馬。

私もこれまで生きる道を迷い続け、その後ただただハーレーダヴィッドソンに人生を捧げ。 それだけを考えて生きて参りました、それ故によく生きてこれたなぁと自分に感心することが多々御座います。

今年一年、このブログを書き続けて、少しペースこそ落ちましたが、持続する事の難しさを身を持って痛めつけております。 書けないテンションの時にはそれこそ、止めてしまおうかと思った事5万回。

その度に、お客様から楽しみにしているとのお声掛け頂き、ハタマタ宇宙で地球外生命体の可能性が高まったりすることで、やっと火星に帰れるのではないかと何とかテンションを保って参りました。

兎にも角にも。(久々に出ました!)

今年一念念頭に置いて参りました、確実、清潔、完璧な整備を心掛け、最高級江戸前寿司の寿司職人が”スッ”と握った寿司を出すかのようなイメージでひたすら整備に拘った1年でした。

お陰でしかめっ面になってしまった芦田は一つ来年は色々とスタイルを又ガラッと変えてみようかと思ったりしています。 

明日はいよいよ今年最後の更新になります。 恒例ですが、サムライよりありがたいお言葉頂きたいと思います。

それではお楽しみに。 

芦田の独り言でした。

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DEEP

この所すっかり冬らしくなって参りました。

12月13日、今年は残り、え~もうちょっとですか。 有事が多く続くと時間経過も体感速度で早くなると云う話を聞いたことがありますが、やはり早かった! 震災もありましたし、今年もまぁ激動でしたか。

個人的にはそんなに激動ではありませんでしたが、世の中は随分変わりました。 中にはラジオで国民生活の生産活動、及び消費様式の改革やその是非を問う専門家まで出てきましたし、あんな事もあると人間考えも変わるものだと感じてしまいました。

資源も先細りである事が確実である現代社会に見合った生産と消費に関して、前々から疑問に思う事は多々ありましたが、如何せん歯車の一つとして組み込まれたシステムの中では、理想的な発想で済ます他なく、生活そのものを個人的に変革するには限界が低く、そうした事に不慣れな自分に戸惑ってしまうのがいざやろうとした時の弊害になります。

ただ、コンパクトで質素な生活は大量消費しない反動として生産過多となるデメリットが。 何だか高齢化と少子化の関係の様でもどかしゅうございます。

以上戯言はこの辺りにして、ドラマ”深夜食堂”を見ながらそんな事を考えたりしております。

さて。

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最近たま~~に手を入れている4速T/M。 

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メインシャフトのインナーレースの当たり面がかなり摩耗していたので、新品に交換。 メッキして復活させる方法も考えましたが、コスト的にちょっと嫌。 新品が数千円!で手に入りましたのでこれで十分、私の寿命よりは長く持ちそうです。

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が、いざギアを挿入しようとしたところ、スプラインがデカイ!このゴミが!と罵声を浴びせそうになりましたが、オイルストーンで磨く事1週間磨き続けてこの状態。

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グッドです、一念岩をも通す。

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切り出した鉄板4ミリと5ミリクロカワ。 

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え?以前出たのと何が違うかですか? そりゃ見てのお楽しみですわ。

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ニョキット途中からブラケットが出てくるのがこのシートのみそ。 

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表皮を被せて出来上がり。 純正品っぽいですね・・・、まぁ嫌いではないですね。

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左様に御座います、この前のシートは旦那様用、こちらは奥様用の取り換えシート。  着座位置に応じてシッシーバーを変更してあります。 スポンジもオーダー通りの形状でぴしゃりと合わせてあり寸分の狂いもない筈。

注:決してシート屋はやっていません

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また、段々とマニアックな世界へ入ってきました、すいません。 先日大先輩に注意されたばかりですが、その大先輩も同じメカ変態ですが・・・。 T様デタッチャブル作成の続き。 以前のブラケットを頭の中の設計図通りに組み立てます。

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右側組み立て完了。 

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続いて右側を製作します、左右半転対照なので、割と2個目は楽です。

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バックルの位置と、サドルバッグのクリアランスに少々肝を冷やしましたが、まずまずok。

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隣ではサムライがフライホイールの精密検査。 そう言えば余り最近登場しませんが、大事な仕事も安心して任せられるかなりグッドな職人になってきましたサムライ F ヴィンセント。 これからは貴方の時代ですよ。

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こちらは”TC3”のピストン・・・ではなく原付のピストン。 時間がある時に磨いて欲しいという御相談、まぁ余り沢山持ってこられると困りますが、少しくらいならお手伝いします。(笑)

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まぁこんな感じで如何でしょうか? これもメカニックしか分からんではないか!

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先日は歩いてブラブラしておりましたら、2重橋付近まで来てしまいました。 紅葉が美しゅうございます。 反感を頂くかもしれませんが、ワタシ休みの日は意地でもバイクに乗りません。(笑) 

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この辺りまで来ますと、流石にビルも高いですな! この辺り一帯城下町で、江戸城があった時代、数百年前のお話。

それから暫く経っても、車は相変わらずホイールが付いている、世界は相変わらず大混乱。

思い浮かべて歩いていたら何だか頭の中でタイムスリップしてるみたいでした。 

もっと遠くへ行きたいなぁと最近思いふけります。 更新頻度減りましたが、さらにディープな世界へようこそ。

芦田の独り言でした。

復刻と港区

ハーレーに関係御座いません話題に大変恐縮ではございますが、近頃話題になっておりました、嘗ての名車”ハチロク”が復刻するとのお話し。

トヨタスポーツブランドの復活を担う意味での、コンセプトカーに始まり、ついに実車化が実現した訳ですが、少し掘り下げればやはり若者の車離れへのスポーツカーを起用してのアプローチでしょうか。

そもそもなぜ若者が車離れを引き起こしておりますのか?それ自体車に限った事でもなく、そもそも消費することへの関心が、現在の30歳代を境に随分違うというのは、経済学者及び専門家の方々のお話しで耳に致します。

まぁ小難しいお話を専門家の方々は仰っておりまして、諸説色々と説かれてはおります。 大方厳しい表現になりますが、カネも実権も手に入れたおエライ方々がTVで語っても的は外れておりますし、基、若者の気持ちも分からないのではないかと思ったりも致します。

これに関しては個人的な見解はシンプルに2つ。

カネがあれば幾らでも使いたいけど、一生懸命頑張っても入ってこないから仕方ない若者。

別にカネはあるけど、そんなに欲しい物も無いんだよねという若者。

まぁどちらも若者からすれば”放っといてくれ”位のお話で、この状況はやはり若者主体で見るより、社会環境が作り出した至極当然な若者の反応である事は、現代の社会情勢を見ておりますと、自然な気がしてなりません。 所が、若者の存在に原因の主因を求めたくなるのは、歪んだ大人のエゴイズムであると感じます。

それは嘗ての若者達が切望した復刻のハチロクが出てくる事に20年近くを費やしたこれまでの経緯に垣間見た気が致しました。 

だが今回の奇策・・・は失礼か、時節相応であったのかどうか、成り行きは見守る価値ありだと思います。 私、私は間違っても買えませんので興味もありませんですはい。 おっとそれでは私も若者でしょうか?微妙な年頃です。

さて。

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結構時間が経ってしまいましたが、I様のシート製作過程。 バイクの馬力が随分上がったのでシートがホールド出来なくなったとのご相談。

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インナーフレームを製作し骨格強化してみましたが、1回目のテストで不合格頂いてしまいまして、更に改良に改良を加え・・・。

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最終形態に近づいたころには、意味深なタワーのようでした。

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最終的にこの様なシートになり申した。 こういうシートはアメリカでしかお目にかからないと思っておりましたが、まさか自分が作る事になるとは。 思いもよりませんでしたが、このコンセプトシートは第2作目へと更に進化。

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前回御紹介致しましたT様デタッチャブルサドルバッグレールの製作。 廃材の一部を使います。

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ナットの部分だけを取り出しまして。

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先日カットしたレールブラケットの車体側へ溶着して、其処へ純正のマウントをボルト装着。

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こちらも純正のデタッチャブルシッシーバーのサイドプレート。 本当はバックルだけ欲しかったのですが。

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こいつをカットして塗装剥離して簡単に成形修正しましたら、この様な状態に。 T様長らくお待たせしております、ジワジワいっております。 今暫しお時間下さい。

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普通の修理なんぞもやっておりまして、こちらはホイールベアリングが砕けてアウターレースだけ残ってしまったの図。 最近こういった技術公開もアレできます此れできますの様で(できて当たり前なのに!)、何だかいやらしくてあまりやりたくないのですが、これしか書くこと御座いませんので頑張ります!(本音で話し過ぎでしょうか)

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本来圧入されていますので、それなりの力が掛らねば外へ抜けてきませんこのアウターレース。 SSTを使うインナーレースももはや存在しないこの状況は、内側へおりゃーとビード盛り付け致しますと。

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まァ抓む位で取れたり致しますのは溶着したビードが冷却時に収縮する際に周りのインナーレースを引っ張り込む作用を応用した技。 割と常套手段ではありますが、考えた人は偉いなぁといつも関心致します。 何事も一番最初の人が一番苦労しますから。 

先日は所用で港区まで。

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田舎好きの私は滅多に東へ行かないので珍しくて思わず撮影。 この辺の人は別に気にしたりしないのでしょうね・・・。これで雪でも降ったら綺麗だろうな~とボーっとしておりましたら職質掛けられそうなのでさっさと移動。

今年の年末は都内散策したいのですが、う~んやはり帰省する事になるのか、面倒です。

中野店サービスというより、芦田の独り言でした。

ドミノ

今朝がたイタリアの財政破綻危惧の記事を目にしまして、なかなか厳しい景況が各国を席巻しておりますようで。

所謂破綻ドミノなんて事になれば、それこそ“恐慌”も現実味を帯びてしまいます。 特に債権を保有している取引国や貿易で深く噛み合っている国はそのダメージで連鎖的に破たんする可能性もあるようで。 

それこそ地獄のネガティブドミノだなぁ・・・と思ったりしたのですが、やはり其処には世界をコントロールする“天才”達の手によって、ギリギリのところで回避されたりするのがシナリオだったり致します。

はて、天才と云いましても、具体的に誰それを分かっている訳ではありませんが、私は単なるバイクを直す人なのですが、特別優れている訳では無く、凡才だなぁと思ったりする根拠も御座います。

それは、あらゆるカテゴリーにおいても極めし者の存在を意識している事に他なりませぬ。 先日は”スプリング8”について少々調べておりました。

皆様、スプリング8は何に使うのか?という事に興味を持った方おりませんでしょうか?私は知りたくなって調べてみたのですが、調べない方が良かったかもしれません。

共鳴X線散乱:LuFe2O4のFeイオンの電荷秩序状態の観測

なんじゃいそれは?と突っ込み入りますねこれは。 まぁ私はこれを見てなまじ技術屋なので清々しい劣等感を味わってしまうのです。 そうです、こ世にはこの世を何とかする天才達がいる。

ですので私は私にできる“バイクいじり”で頑張っとります。

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モーターのお話しを続けようかと思いましたが、気が変わったので少しだけだけ・・・、インジェクションチューニングが盛んになって、もう早数年が経過したかと思いますが、今では専門的にこなすお店も随分増えてきたようです。

それと同時に増えてきてしまったのが、情報の錯綜でしょうか。 これが良い、あれが良いと勢いのあるマーケットは何かと収益優先で、クオリティが見落とされてしまうケースがしばしば。

先日ご相談頂いたチューニングに関しては、所謂街乗り前提仕様ではご法度カムがチョイスされ、フローに関しては殆どレーシング。 これで受け賜わったご相談は“低回転の調子が悪く、ノーマルより遅い気がする”。

何が悪いと言いたい訳でなく、”もったいない!”。 これだけ発展的(今のところ)なマーケットががありながら、こういった話がご多分に漏れず聞こえてきてしまうのは、やはりもったいない。

疑心的になれば、やはり消費者心理としては買い控えになったり、購買意欲も萎えてしまいます。 ですからやはり、こういった良い商品は、大金を出す前にしっかり打ち合わせを行いますのが肝要ではありませんでしょうか。

よくある話、燃調で低回転向き、高回転向きという話は理屈が通らず。 原理として、ある特性を持った内燃機に対して、要求される燃料と点火時期を供給することにチューナーの意義があり、それ次第でその特性の“最高”や”最悪”を導きだしたり、もしくは”まずまず”だったりもするという事。 

そのモーター特性その物を、コントロールする機械には未だ成れないのは、チューニング機器の現在であるのは、やはり媒体でも明言すべきではないかと思ったり致します。

何にしても、販売店ですらメカニカル(遊び心のある)な調整幅を持たない四輪車が増えておりますが、ハーレーは其れが許されている、数少ない五感をクスグル希少なメーカーで座いますので、これからもチューニングに関しては建設的であって欲しいと願ってやまないのであります。

話は変わり。

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T様からご依頼頂きましたFXSTD。 今となっては貴重な車種となりました。 

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以前v-rodで施工しましたサドルバッグデタッチャブルレール製作。 が、今回の方が少々複雑な施工になるかも・・・。

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サドルバッグを外すとこの様なごついフレームが残ってしまうのは、v-rodと同じ事情。 

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色々と考察すること1時間半。 設計図が頭の中に出来たら、サクッと切ってしまいます。 ここが連結部になる算段。 

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パイプステーの内径が想定より太かったので、予備策を実行する為に塗装を剥離。

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此れで下準備OK。 今日はこの辺りで!

中野店サービスより、ほにょほにょ~★ そろそろ女子たちが使っているデコレーション覚えるかな・・

質と数の要求量

時間を見つけて何とかブログは書きたいなぁと思っておりますのですが、なかなか10分が作れない現実がありまして、これも世に云う人生の達人に訪ねてみれば、時間の作り方や身を置く環境に基づく結果であると云うのが、いつも決まって行き着く先です。 いずれにしても忙しいという事は、何よりありがたい事に御座います。

安っぽい著書などにはよく、”考える時間を”作りなさいとしばしば耳にしますが、それはそれで最近は特に難しいなぁと感じたりも致します。 特に、考えなくてはなぁと感じるのは“数と質”に関して。

それも身近な物から、広い意味まで、人や経済も考えなくてはなぁと感じます。 無論一人が考えて直動的なのは身近な所ですが。

仕事もそうですが、広い意味での数を追い求めて行く着く先を、最近は夢に見てしまいます。 誰しも限界がある事を知りつつ、だましだまし、日々に追われ、追い求めてきましたが個人的には最近どうなのだろうと感じます。

その結果があってこその極上の資本主義が完成しましたが・・・その結果、現状がこれではいかんだろうと単純に思う訳です。

切り替えるべきは、やはり”質”への移行ではないかと日々感じるのです。 人も場所も、お金もです。

数と云えば・・・世界人口70億ですか。 どうしたもんでしょうか、これこそ直動的にどうしようもないお話では御座いますが、発展途上国では直面する食糧危機に関して、諸団体を通じたドネーション等の方法もあります、が・・・。

しかしながら、このドネーションの流れがどうも不透明で私個人は素直になれません。 可愛そうなやせ細った子供の画像はよく目にしますが、ドネーションで助かった子供の様子が目に触れる事は殆ど皆無? 此れ何故なんでしょうかね?

そのあたりも含め、素直になれば少しはお手伝いも出来るのでしょうが・・・素直になるというのは本当に難しい、歳をとればとる程に。 

さてさて、本日は素直に機械ネタでも如何でしょうか?

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先日といっても随分前になりますか?少々ご紹介しましたFEULING社製オイルポンプ。 JIMS等の割と名のある製品のクオリティと比較して何ら遜色ない製品で、近年販売シェアを伸ばしてきておるようです。

近頃、中野店にしては珍しくパフォーマンスワークスが増えてきておりまして、これまたどういう流れだろうと思ったりしています。 

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ギアを抜くとこの様な状態。 所謂トロコイド式オイルポンプにござる。 ポンプと一言でいっても色んなポンプが御座いまして、方式も様々。 ベーン式、スクロール式、ギア式、等など、特にトロコイド式は自己潤滑しながら液体を圧送する賢いポンプ。

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右が純正の物、左がFEULING製の物になります。 外側のハウジング内を内側のローターが複雑で規則的な直線運動と回転運動を交錯させながら各々の接地クリアランスを変化させて液体輸送を行います。 まァ当然大きければ大きいほど、その輸送量は増量致しまして。

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この様に直径も大きい。 単純にハウジングとローターの隙間の大きさを比べて頂いた量がその”輸送差”となります。 こちらはリターンのポンプになりますが、こちらのポンプの輸送に障害が発生した場合、ケース内からタンクへの戻しがままならず、ブローバイよりオイルが噴き出すというトラブルが発生したりも致します。

元より、こちらの部品はレ―シングの要素が強い商品で御座いまして、モーターのパフォーマンスアップを図った際に、相乗して要求されるであろう潤滑性能や冷却性能を引き上げる為の部品でもあります。

更にはケースへ降りてきた回収すべき低圧オイルがフライホイールに接触しない容積レベルで維持するというお仕事もこなしております。 非圧縮性のエンジンオイルが高速回転するフライホイールに接触し、エネルギーロスとなり得るのを防ぐ目的が強く存在しておりますようで。

その為、こういった増量オイルポンプというのは、フィードよりもリターン(スカベンジ)をより重要視された物が多くなります。 

ウェットサンプはどうなのだと聞かれると、やはり位置構成的にはオイルがヒットしやすくなりますが、オイルパン内部にはセパレーターなる仕切り版の様な物が付いておりまして、その間をストレーナーという装置がオイルを吸いだしたり致します。

ハーレーですと、V-RODがその方式にあり、これにはエンジン形式がDOHC型採用した事に起因してくるのが一つあるかと思います。 通常、コストをかけられるレーシングマシンでドライサンプが採用される事が多く、エンジンを大型化、つまり大排気量の物に換装しやすくなります、特にストローク面では。

ハーレーの場合少々事情が違った?OHV型を採用した結果として、そのロングストローク故の犠牲?というよりもむしろ特徴としてドライサンプ型を設計上採用した経緯があるんじゃないのかと勝手に思ったりしておるのですが・・・私はダメメカですので間違いだったら本当にすいません。

ある程度が重力で勝手にオイルタンクに戻ってくれるウェットサンプ型は、部品構成の諸問題を解決しやすく、設計コストも安いというのが、当時の事情かと思いますが、さぁ現代ではどうなんでしょう?

現代のエンジン設計においても同じような事情があるのかないのか。

燃料電池車輛が公道を走る時代、ウェットかドライか、そんな事考える人は随分減ったのではないでしょうか?時代ですね。

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暫くモーター関連をお話ししてみようかとオモタリしています。

中野店サービスでした~。